2022JFFW交流会IN川崎

なぜファビュラスレビューボーイズ、レビュー１０カラッツだったのかなと思いましたけれども、実は、レビューの世界は女性が当然だったというところから、男性がレビューをやるというのはある意味消防の世界でも似たようなことがあるのではないかと思います。　

昔は男性しかいないと。男性が当たり前という世界から今では女性の活躍ということで、多くの消防吏員の方が全国で活躍されていると。そういう意味では今までの常識を覆すというのには素晴らしいオープニングだったのではないかなと思います。

川崎市は御案内のとおりでありますけれども、１９６９年、ここにいらっしゃる古尾谷さんをはじめとする４名の女性吏員が全国初ではじまりまして、今は７５名の職員がおりますけれども、そのうちの４割が警防業務に入っているということで、こういう風に段々活躍されていることを大変嬉しく思っております。

私が尊敬する方の１人に赤松良子さんという、皆さん御存知の方もいらっしゃるかと思いますが、ユニセフ協会の会長さんで今９３歳になられたと思いますが、この方は１９８５年に男女雇用均等法というのができた当時の労働省の局長だった方でございます。まさにその方が作ったと言われるような法律でありますけれども、あの時こんな不完全な法律でどうするんだといろいろ批判があったんです。

しかし、この一歩というのは大きいと。そして次々と新しい後輩たちがそれを乗り越えてもっと良いものにしてくれるということで、現在にまだまだ不十分かもしれませんが、一つひとつ前に進んできたと。

その方が言うには、「私はいつもくじけそうになった時にいつも思うんだと。それは男女平等の世界、公正な男女平等の世界を作るためには長い列がずっと繋がっていると。赤松さんの前にも先輩たちが、緒方貞子さんのような方たちがたくさんいて、その大きな目的のために私も長い列に加わったんだと。そして今でも私はその列に加わって歩き続けている。私たちの前にもそして後にもこの目的に向かった長い列に加わる人たちがたくさんいるということに自分は勇気づけられているんだ。」という話を聞いた時に、これは素晴らしいなというふうに思いました。

この消防の世界もですね、やはり皆さんのような開拓者、今でもまだ長い列が続いていて、皆さん一人ひとりが道であって、長い列の一員ではないのかと思います。ぜひ後輩の為にもですね、それぞれの全国の本部で活躍されている皆さんが、素晴らしい背中を見せていくと。いきいきという姿を見せていくということが、この消防の世界で平等に公正に、働く姿というものが見えてくるのではないかと思います。

話が長くなって恐縮ですが、今、市長やらせていただいておりますけれども、昔は神奈川県会議員を３０歳の時に最年少でやらせていただきました。

その時にですね、数年経った時にこの仕事を辞めよう、政治家やめようと一時期思ったことがありました。こういう苦労をしてもあまり報われないなから辞めようと思ったんですけれども、実は辞めずに来れたのは、こういう大会があったからなんです。

全国の地方議員が集まって、村会議員だとかとか都会の議員とか様々な方がいらっしゃいまして、全国の良い政策を競いあおうという、今でも続いている大会があります。そこで会った仲間がいたからこそ、もう一回やってみよう、もう一回諦めずに政治をやってみようという思いに駆られて現在に至っています。

あの仲間がいなかったら今はこの仕事続けていません。ですからこうやって志を同じくする人たちがいろいろな交流を通じて、あの地域にはこんな人がいたのか、私だけではないんだなというふうなことを感じてですね、さらに自分を鼓舞して後輩に繋げていくとこういう交流会ってすごく大事だというふうに、違う職種の私からでもすごく感じるとこがあります。

今日も、プログラムを見たらすごく盛りだくさんですね、大変だなと。
この休みの日にみんなで勉強しようと、とても素晴らしいことだと思います。ぜひ大いに学びそして今晩お泊まりになる方いらっしゃるとすれば、ぜひ川崎の夜を楽しんでいただければと思っております。

開催地の首長としての御挨拶、歓迎の御挨拶とさせていただきたいと思います。

本日はおめでとうございます。ありがとうございました。